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09/09/2008

リスボンへやってきた。

ポルトガルはユーラシア大陸最西部に位置しているので、どうせならそのまた最西端にまで
行ってやろうということで、ロカ岬というところに行くことにした。

首都リスボンから電車とバスを乗り継いで約2時間で到着。そこには絶景が広がっていた。

見渡す限りに広がる包み込むような青い空と、どこまでも吸い込まれていきそうな濃紺の海。
(写真参照)

「地の果て、海の始まる場所」と、ポルトガルの詩人が詠ったのもよくわかる。

水平線の向こうにある、数ヵ月後に上陸するであろう、まだ見ぬアメリカ大陸に思いを馳せる。



しかしここリスボンで、久しぶりにドミトリーの洗礼を受けた。


ユースホステルに泊まっていたが客はまばら。シーズンが終わったのか、若者は極端に少なくなった。
にもかかわらず、男女ミックスのドミトリーはなく、嫁とは別々の部屋に・・・。

そしてオレの部屋のメンバーといえば・・・

来年三十路を迎える、アホアホなオレ
70歳を過ぎているであろう、よぼよぼのおじぃちゃん
お肉大好きって顔でわかる、ニクニク40代のおっさん
20歳そこそこの若者

の4人。もはやどこがユースホステル?ってかんじ。そろそろいいかげんユースを卒業したほうが
いいメンバーばかり・・・。


そして、毎度のことながらこのおっさんのいびきが・・・。


2つの2段ベッドに4人。オレは下のベッドでその上がおっさん。
最初はおじぃちゃんも、結構いびきがすげぇと思っていたが、なんのその。
おっさんが帰ってきた深夜1時以降、眠れませんよそりゃ。。。


途中諦め音楽を聴いていたが、おじぃちゃんも寝れないらしくもぞもぞもぞもぞ。若者は寝返りばかり。


だんだん腹立ってきて、下から上のベッドに蹴り入れたり、梯子をガンガン鳴らしたりしたが、
効果があるのは5秒だけ。すぐに雄叫びが・・・。
(ムカつくのでそれでも蹴りを入れ続けました。)


朝までほとんど眠れず朝飯の時間になってしまった。

「頼むからおっさん、今日チェックアウトしてくれ」と願いながらの朝飯。
しかしおっさんは結局、オレがチェックアウトする日までいた。



でも昨日、あんなに元気にオレにむかって

「ニーハオ!!」

って言っていたおじぃちゃんは起きてこなかった・・・。そういえば夜中、もぞもぞ
薬らしきものを飲んでたな・・・。大丈夫か??

安眠の時間を、ようやく手に入れた、その安らかな寝顔に向かって、そっと声をかけた・・・。



























「オレ・・・中国人じゃないよ・・・。」

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